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アルコール依存症になりやすい性格とその治療法とは?

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アルコール依存症患者は国内で約5万人が治療を受け、推計では100万人を超すといわれています。過剰飲酒を繰り返す予備軍も多く、本人や周りの家族らが早めにリスクに気づき、飲酒量を減らす、断酒するといった対策に乗り出すことが大切です。アルコール・薬物の依存治療に詳しい埼玉県立精神医療センターの成瀬暢也副院長は、

「みんなで楽しくのんでいるうちはいいが、一人で飲む回数が増え、飲酒のコントロールを失っていくと要注意です」

と警鐘を鳴らしています。どういうタイプの人がアルコール依存症になりやすいのか、調べてみました。

アルコール依存症とは

アルコール依存症、アルコール使用障害とは、薬物依存症の一種で、飲酒などアルコール(特にエタノール)の摂取(以下、飲酒とする)によって得られる精神的、肉体的な薬理作用に強く囚われ、自らの意思で飲酒行動をコントロールできなくなり、強迫的に飲酒行為を繰り返す精神障害であります。以前は慢性アルコール中毒(アル中)、慢性酒精中毒などと呼ばれていたこともあります。

症状は精神的依存と身体的依存から成り立っており、飲酒が自分の意志でコントロールできなくなる症状を精神的依存、振戦せん妄などの退薬症状(アルコール離脱症候群、リバウンドともいう)を身体的依存と言います。アルコール依存に限らず他の様々な薬物依存症も同じような特徴を持っているとされいます。患者は、アルコールによって自らの身体を壊してしまうのを始め、家族に迷惑をかけたり、様々な事件や事故・問題を引き起こしたりして社会的・人間的信用を失ったりすることがあります(アルコール乱用)

世界保健機関 (WHO) は、アルコール乱用・依存の未治療率は78.1%であると推定しています(2004年)。精神疾患の中でも罹患率が高く、各人の性格や意志にかかわらず誰でもかかる可能性がある病気であるとも言えます。

 

アルコール依存症症状

自分の意志で飲酒をコントロールできない

「強迫的飲酒」とは以下のような状態です。少量のアルコールの摂取によっても脳が麻痺してしまい、飲み始めたら、その後の飲酒の制御がほぼ不可能となるような状態です。アルコール依存症の人も、適量のアルコールで済ませておこうとか、今日は飲まずにいようかと考えていることは多いです。しかし、飲み始めてしまうとアルコールの作用の方を選んでしまいます。

また、アルコールを長期的に飲まないことの利益は多いが、アルコールの影響で誤った思考や判断となったり、目先の快感の方を選択してしまいます。

このように繰り返されることで、状況が悪化し症状も進行するとは思っていないため、必要性を見出せず、明確な禁酒の意志を持つことができず、アルコールによる快感を選択してしまいます。そして、飲み始めたら酩酊するまで飲んでしまうのです。

目が覚めている間、常にアルコールに対する強い渇望感が生じる

強迫的飲酒が進んでくると、常にアルコールに酔った状態・体内にアルコールがある状態を求め、調子が出ないと思ったりして、目が覚めている間、飲んではいけない時(勤務中や医者から止められている時など)であろうとずっと飲酒を続けるという「連続飲酒発作」がしばしば起こることがあります。会社員など、昼間に人目のつく場所で飲酒ができない場合、トイレなどで隠れて飲酒をする例もあります。

さらに症状が進むと身体的限界が来るまで常に「連続飲酒」を続けるようになり、体がアルコールを受け付けなくなるとしばらく断酒し、回復するとまた連続飲酒を続けるというパターンを繰り返す「山型飲酒サイクル」に移行することがあります。ここまで症状が進むとかなりの重度です。

飲酒で様々なトラブルを起こし後で激しく後悔するも、それを忘れようとまた飲酒を続ける

飲酒量が極端に増えると、やがて自分の体を壊したり(内臓疾患など)、社会的・経済的問題を引き起こしたり、家族とのトラブルを起こしたりするようになります。

それでさらにストレスを感じたり、激しく後悔したりするものの、その精神的苦痛を和らげようとさらに飲酒を繰り返しあす。このように自分にとっての損失が強くなっているにもかかわらず飲酒し続ける行動を「罰への抵抗」と呼びます。

離脱症状(退薬・禁断症状)が出る

アルコール摂取を中断した際、様々な症状が生じます。軽いものであれば、頭痛、不眠、イライラ感、発汗、手指や全身の震え(振戦)、眩暈、吐き気などがあるが、重度になってくると「誰かに狙われている」といった妄想や振戦せん妄、痙攣発作(アルコール誘発性てんかん)なども起こるようになります。幻覚(幻視・幻聴)も頻繁に起こる症状で、小さな虫のようなものが見えたり、いるはずのない人が見えたり、耳鳴りや人の声が聞こえたりと症状は患者によって様々であるが、幻覚を全く経験しない人も多くいます。患者にとってこれらは苦痛であるため、それから逃れるために飲酒をすることになります。

また、急性期の離脱症状を過ぎた後でも、怒りっぽくなったり、抑うつ状態になるなどの情動性の不安定な遷延性退薬徴候とよばれる状態が数か月続く場合があります。

耐性の増大

同じ酩酊を感じるのに要する飲酒量が増大します。または、同じ飲酒量での酩酊感が減弱するようになります。

参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%AB%E4%BE%9D%E5%AD%98%E7%97%87

アルコール依存症になりやすい性格とは?

では、どういう性格の人がアルコール依存症になりやすいのでしょうか?

  • 自己評価が低く、自信が持てない
  • 人を信じられない
  • 本音を言えない
  • 見捨てられる不安が強い
  • 孤独でさみしい
  • 自分を大切にできない

というような特徴があるようです。

アルコール依存症男女比率

ところで、アルコール依存症になりやすい人の男女比率はどうなっているのでしょうか?

一般的に、女性の方が男性よりもアルコール依存症になりやすいとされています。なぜかというと、そこにはエストロゲンという女性ホルモンの働きが関わっているからです。

エストロゲンは月経周期に応じた増減を繰り返しながら長期間にわたって多量に分泌され続けるホルモンです。卵巣などで生成⇒体内を循環した後⇒肝臓で分解されて排泄されます。
その分泌量は排卵日直前や月経前の時期に極大となるため、この時期には肝臓でのアルコール分解を阻害する要因となっているのです。

加えて、肝臓そのものの大きさも女性の方が小さいため、男性に比べてアルコールの代謝能力が劣ると言われています。

最近は、女性の管理職も増え、男性並みに仕事でのストレスをため込む女性も多いはずです。また、近所づきあいの苦手な専業主婦やお姑さんとの関係に悩む女性もストレスてんこ盛り状態です。

アルコール依存症の治療法

アルコール依存症には専門的な治療が必要となりますので、基本的にはアルコール依存症の治療を専門で行っている医療機関でないと治療は困難であると思ってください。

アルコール依存症の患者さんが自らの意思で精神科を受診されることはほぼありません。困り果てた家族が必死の思いで連れてくることがほとんどで、本人は自分がアルコール依存症であることを当然のように認めません。

そしてアルコール依存症から脱却できる唯一の方法は断酒となります。「ほどほどにたしなむ」で終わることができない状態がアルコール依存ですので、回復するには酒を断つしかないのです。

アルコール依存症の治療は本人に病気であるという意識を植え付けることと、断酒が継続できるようにサポートしていくこと。この2つが柱となります。

アルコール依存症の治療は基本的には入院治療で開始され、次のような流れで行われることが多いです。

解毒、身体治療

アルコールを連日飲用されていた患者さんが急にアルコールを摂取しなくなると離脱症状が起きる可能性が高いです。そこで薬を用いて離脱症状を予防し、安全にアルコールを体から抜く、という作業をします。これを解毒といいます。また、並行して身体面の検査を行い、必要に応じて身体治療を行います。

意識改革

アルコール依存症を治療するにあたって一番の肝は病気である自覚を持つことです。

  • アルコール依存症、アルコールの害などについての学習
  • 自分の飲酒習慣、失敗などを赤裸々に告白しあうミーティング
  • ストレスへの対処、飲みたくなったときの対処、勧められたときの断り方などの訓練

などの一連のプログラムを受講します。同じ悩みを共有するという意味合いもこめて、集団で行うことが多いです。そこで「自分は病気であり、アルコール依存症を治療するんだ」という動機づけを行います。意識改革に関するプログラムを修了した段階で退院となります。「断酒する」という明確な目標を持って自宅に帰ることになります。

断酒のサポート

外来診療では基本的には精神療法が主体となります。感情を安定させるためや、不安を和らげるために補助的に薬物療法を行うことはありますが、薬の治療はメインではありません。

抗酒剤といって、わざとアルコールの代謝を遅らせることによって、少量飲酒しただけで二日酔いの不快な症状を引き起こさせる薬があります。飲みたくなったとしても「飲んでも気持ち悪くなるから飲むのをやめよう」と思わせ、飲酒欲求を抑える薬です。しかし抗酒剤を飲んでいても飲酒欲求は出現します。また、副作用も多く、肝障害や呼吸器障害があると使用できません。この薬を飲んで飲酒をすることでの死亡例の報告もあります。また、飲みたくなったら抗酒剤を飲まなければ良いだけです。このような理由から抗酒剤は治療に必須というわけではありません。

2013年から日本でもアカンプロサートという薬が使われるようになりました。先に挙げた抗酒剤は飲酒欲求に駆り立てられても、気持ち悪くなるからやめよう、という薬でしたが、この薬は飲酒欲求自体を湧きにくくする薬で、長期的な効果が期待されています。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

アルコール依存症になると、最終的には、「断酒」するしか方法がないということです。

依存症になる前に家族や周りの人が早めに気づいてあげられたら一番いいですね。また、一人で飲むとついつい量もわからなくなりがちですので、十分な注意が必要です。

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