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都内で地面師の被害が急増中!

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東京都港区赤坂の土地登記をめぐる事件で、ホテルを全国展開している「アパグループ」側から土地の売買代金名目で12億円以上をだまし取ったとして、警視庁が詐欺などの疑いで男1人を再逮捕し、住所不定の会社役員宮田康徳容疑者(55)らを29日に再逮捕する方針を固めたことが28日、捜査関係者への取材で分かりました。

宮田康徳容疑者らは土地の所有者に成り済まして土地を不正に売買する「地面師」グループとみられます。同庁はホテルチェーンが被害に遭った詐欺事件の全容解明を進めます。

捜査関係者によると、2013年8月ごろ、土地の相続人と偽り、アパグループの不動産会社「アパ」(金沢市)から売買代金として約12億5500万円をだまし取った疑いが持たれています。

宮田康徳容疑者らは相続人に成り済まし、偽造した印鑑登録証明書などを提出して土地の登記をしようとしたとして、偽造有印私文書行使などの容疑で8日に逮捕されていました。

この事件で聞きなれない「地面師」とは何なのか、またその被害について調べてみました。

地面師とは

土地や建物の持ち主が知らないうちに本人になりすまして不動産を勝手に転売して代金をだまし取ったり、担保に入れて金を借りたりする詐欺グループ。書類を偽造する役や土地を探す役、持ち主になりすます役など役割を分担しているとされる。地価高騰で土地取引が活発だった1990年前後のバブル期も地面師による事件が目立った。

参考:https://kotobank.jp/dictionary/news/

地面師の被害が急増中

今、地価の上昇が続く都内の土地で地面師による被害が相次いでいます。地面師とは、土地の所有者になりすます詐欺グループのことです。所有者のふりをして土地を勝手に売却し、
買い手から多額の金を受け取ると、姿を消します。
警察の調べや裁判記録などによりますと都内ではこの3年間に少なくとも20か所で被害の訴えが確認されています。

渋谷区の高級住宅街の土地を地主の高齢男性になりすました男らが、およそ6億円で勝手に売却していました。
港区では、借金の担保になっていない土地をめぐって、金がだまし取られました。
バブルのころは主に繁華街の大きな土地が狙われましたが、今は、所有者が高齢で管理が行き届いていない土地がターゲットになっているといいます。

地面師グループを知る人物は、

「いちばんやりやすい状況は、さら地・権利者が1人・抵当権がついていない。(狙われるのは)基本的に高齢者だと思う。おばあさんやおじいさんが、老人ホームや親族の所に行き、土地の建物が空いている。」

それらの条件がそろっている土地が狙われやすいと言われています。

あの積水ハウスも「地面師」の被害で63億円

今年4月、63億円もの金がだまし取られる事件まで発生しました。狙われたのは、高層ビルに囲まれた品川区の一等地です。バブル期にも売りに出されることがなかった大型物件でした。東京都の五反田にある「海喜館」でした。ちなみにこの海喜館、戦時の東京大空襲の中も燃えずに残り、かつて花街として栄えた五反田の雰囲気を異様なほど残した建物だそうです。

戦前から続いた老舗の旅館があり、かつては観光やビジネスなどで多くの常連客が利用していたといいます。土地の所有者は、旅館のおかみだった70代の女性でした。

しかし、数年前から体調を崩して入院し、旅館には誰もいない状態でした。不動産業界では売却されれば買い手が殺到し、100億円の値がつくと言われた土地が狙われたのです。

地面師の手口

他人の土地を自分のもののように偽って第三者に売り渡す詐欺師。大辞林ではそう説明する、それが「地面師」です。とはいっても、昨今では馴染みが薄いのが現状です。地面師は古く70年前の終戦後のドサクサに跋扈しました。日本全国どの町でも役場が戦災に遭って機能しない時代です。地面師たちは勝手に縄を張って土地の所有者になりすまし、土地の登記をはじめとした関係書類をでっちあげました。そして、それを転売してぼろ儲けしていました。

そんな伝説的な詐欺集団が21世紀の現在、東京の都心で蘇っているといわれています。とりわけこの数年来、地面師による不動産のなりすまし詐欺が横行し、警視庁が対応に追われています。

役割分担された犯行

都内の不動産業の男性が、今年3月、旅館の土地の購入を持ちかけられたといいます。男性が撮影していた取り引きの様子です。


交渉場所は、都内の会議室だったそうです。そこに現れたのは、旅館のおかみだったという70代くらいの女性でした。ほかにも2人の同行者がおり、1人は弁護士、もう1人は女性の代わりに交渉を任されているという代理人でした。

土地購入を持ちかけられた不動産業者によると、

「(弁護士は)『自分は売却の委任を受けているんだ』と。(代理人は)いかにも以前からずっとやっていたような、(所有者と)いかにも親しい、長いつきあいみたいな感じは出していた。」

代理人は、「女性が高齢になり体調も悪いため、長年守り続けてきた土地をついに売る決心をした」と説明しました。
「すぐ契約すれば、本来100億円の価値がある土地を6割ほどの価格で売却する」と話しました。なかなか出回らない大型物件を買うことができる、めったにない機会だと強調したといいます。

書類はすべて偽装

売買交渉はあわせて4回行われました。初めて女性が姿を現したのは2回目の交渉の時でした。大きなマスクをし、体調が悪いとして交渉のほとんどを代理人に任せていたといいます。土地購入を持ちかけられた不動産業者は、

「(女は)大きなマスクをしていて、あまりしゃべらなかった。体調不良ということがあったので、そのときはあまり気にもしていなかった。」

不動産業の男性が身元の確認を求めると、女性はすぐにパスポートを提示しました。顔写真は女性のもので、名前は旅館のおかみと同じでした。不審な点はありませんでした。
さらに、印鑑登録証明書もありました。不動産業の男性が、念のためほかの書類も確認したいと言うと、土地購入を持ちかけられた不動産業者は、

「(代理人は)『細かいことをあまり言うと話が壊れる。ほかにも買い手がいるんだから』と。
『せっかくここまで売りますという話まで持ってきたんだから勘弁してください』と。」

その場での契約は見送った不動産業の男性は、のちにパスポートは精巧に偽造されたものだとわかりました。実はこのとき、同じ土地の売却話は別の複数の会社にも持ち込まれていました。最終的に土地の購入を決めたのは、大手住宅メーカーの「積水ハウス」でした。
所有者になりすました女を旅館のおかみだと信じて契約し、63億円を支払いましたが、土地を登記する段階になって書類が偽造されていたことが分かったのです。

成り済まし役がカギを握る

地面師グループは事件ごとにそれぞれの役割を担う詐欺師たちが離合集散を繰り返しますが、犯行が成功するかどうか、カギを握るのが、成り済まし役だといっても過言ではありません。

成り済まし役には、本物の地主と年恰好の似た人物を仕立て上げますが、取引現場に立ち会う必要があるので、それらしく振る舞う演技力も欠かせません。どのようにして探し出してくるのでしょうか。

犯行グループの中には手配師がいるといわれています。

「東京で仕事をする手配師の元締めは、千葉と神奈川にいるとされます。彼らは温泉街に人脈があり、そこから成り済まし役を調達するパターンが多い。千葉の手配師は、北関東の栃木や群馬の温泉地から、神奈川は箱根や熱海などに強みがある。抜擢されるのは温泉地のコンパニオン派遣会社に登録をしている芸者崩れの中年女性なんかが多い。男女とも過去はそこそこのいい暮らしをしていて、何らかの事情で身を隠して清掃の仕事や風呂番なんかをしている。地方にはそういう足がつきにくい訳アリを束ねているやくざもいて、手配師にはそのネットワークがあるんです」(不動産コンサルタント)

身元が容易にわからない人物であること、犯罪歴のないことなどは成り済まし犯の絶対条件だといわれています。また、うまくいった場合の報酬としては相場で200万~300万程度と言われています。

つまり成り済まし役は、曰くつきの詐欺師や事件師ではなく素人です。したがって地面師グループが採用する際には必ず面接をします。そのポイントは、

「一つは、しゃべりがうまいこと。それと記憶力がいいことでしょうか。そこを見極め、使いものになる、と判断すれば雇うのです」(前述の不動産コンサルタント)

といわれています。

司法書士でさえ加担する?

なぜ、土地関係の専門家さえ騙されてしまうのかといいますと、3Dプリンターの登場などによる実印の偽造が容易になったなどの要因もあるようですが、それ以上に「司法書士が地面師に加担していることすらある」ということです。

司法書士といえば、簡単に言えば土地の権利書など法的な書類に対し、これは本物である、と太鼓判を押すような役割の人たちです。その司法書士自体がこの地面師という詐欺に関与していたら、もう裏の取りようがありません。

アパホテル、積水ハウスが騙されてしまうのですから、土地に関する専門的な知識など持っていない我々などはもってのほかです。

このような大企業に対する詐欺だけでなく、地面師は一般人に対しても詐欺を行うことがあるそうです。

中でも、最近増えているのが高齢者の方が保有している不動産、そして持ち主の方が亡くなった空き家が狙われているようです。それらをあたかも自分の所有物であるかのように騙り、おそらく相場よりは遥かに安いであろう数千万数億という金額で売りつけてきます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

アパホテルの件の地面師はすでに逮捕されているので、この積水ハウスの事件の地面師はおそらく別人・別グループだと思われますが、それほどこの地面師という詐欺手法が出回っているということですね。

犯行グループは暴力団組織のように固定されているわけではなく、物件ごとに離合集散を繰り返すから余計に把握しづらいので、立件寸前で闇に葬り去られた未解決事件もあるようです。

うまい話には裏があるものです、万が一こうした話に巻き込まれそうになったら、今一度慎重に検討してみて下さい。

 

参考:http://gendai.ismedia.jp/articles/-/50110

参考:https://www9.nhk.or.jp/nw9/digest/2017/09/0928.html

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