皆さんは、「ムーミン」はご存知ですよね。
私も大好きで、世代を超えて愛され続けている、フィンランド生まれのキャラクター「ムーミン」。
この度、2017年12月2日にムーミンの最新映画「ムーミン谷とウィンターワンダーランド」が公開されることが発表されました。
世界中で人気の「ムーミン」、その人気のヒミツを探っていきます。
「ムーミン」は大人の女性に人気
1945年に原点となる小説「小さなトロールと大きな洪水」が出版された「ムーミン」シリーズは、1970年の「ムーミン谷の十一月」まで、長編・短編あわせて9作の小説が世に送り出されています。
日本では、1969年の「ムーミン」に始まり、1991年~1992年に放送された「楽しいムーミン一家 冒険日記」まで、4度にわたりテレビアニメ化されました。
そのアニメを観ていた世代はもちろんですが、ちょっととぼけた感じのする表情や、丸みのあるフォルムなど、キャラクターとして子供から大人まで幅広い世代の支持を受けています。
かわいいキャラクターは、小さい子供に人気があると思いがちですが、「ムーミン」の場合は、特に大人の女性からの人気が上がってきています。アニメを見ていたと思われる50代以上のファンも多く、キャラクターものでありながら、大人になっても楽しめるという点で、「ムーミン」は長く長く愛されてきたのでしょうね。
「ムーミン」はシュール
「ムーミン」の家族はいつも、ほのぼのしているが、「ムーミン」はというと、家族とは対照的で陰があるようなキャラクター設定です。
作品自体を見ても、トラウマになりそうなモラン、そのモランを通して「孤独」を表現しているように、人間の身近にある様々な「陰」のテーマが、ファンタジーに置き換えられて表現されていることに気付きます。なので、最初は怖いという感情が、いつしか共感や同情に変化していくのです。
かわいいだけではなく、そういった「陰」の部分もキャラクターに反映させることで、幅広い世代に通用する要素が備わった・・・と言えるのかもしれません。
最新映画の内容とは
前回2014年には、ムーミンの生みの親、トーベ・ヤンソン(1914年~2001年)生誕100年を記念して、長編アニメーション映画「ムーミン 南の海で楽しいバカンス」が上映されました。(2015年2月13日公開)
地中海沿岸のリゾート地リビエラにやってきたムーミン一家の冒険を、フィンランド製ムーミン映画としては珍しい全編手描きアニメーションとして描いています。
さて、最新映画の「ムーミン谷とウィンターワンダーランド」はどういう内容の映画になっているのでしょうか?
まずはこちらをご視聴ください↓
今回の映画は、2009年「ムーミン谷の夏まつり」、2010年「ムーミン谷の彗星」に続く、パペットアニメーションシリーズの最新作になります。
今回は、映画シリーズ初となる冬のムーミン谷が舞台になっています。木にしんしんと降り積もる雪、陽の光に照らされた一面の銀世界。美しい冬景色が、ムーミンの世界観の魅力を一層引き立てています。
物語は木の葉が舞い落ちる秋から始まります。
好奇心いっぱいのムーミントロールは、友達のスナフキンと共に、ムーミン谷にまもなく訪れる冬を感じようとでかけます。そこで知ったのが、まもなくやってくるという「クリスマス」の存在。
「クリスマスさんって誰?」「どんな人?」
やがてムーミンが出会う冬の不思議な魔法、驚きの数々、そしてムーミン谷に訪れる最高の夜・・・。
今年のクリスマスシーズンにはぴったりな映画になっています。
更に今年の12月6日は、ムーミンを生んだフィンランドの独立100周年にあたります。
この映画はそのメモリアル・イヤーを飾るのにふさわしく、素晴らしい作品となるでしょう。
参考:http://www.toei.co.jp/release/movie/1210215_979.html
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ムーミン谷の初めての冬の舞台、クリスマス時期にはふさわしい映画になりそうですね。
私は、ムーミンが大好きなので、子供と一緒に見に行こうと思いました!楽しみです。